アルストの下敷きにカーボンフェルト導入
ここ数年間は前回さらした装備で山コーヒーや山ラーメンを楽しんでいたのだが、先日、平地では夏日を記録するような気温の高い日にスタンドを使用して湯沸しをしたら、見えづらい色の炎が大きく上がって怖い思いをした。今まで使用していた長円形のシリコンシートでは、地面近くの揺らいだ炎をカバーしきれないと思い、何か他のものを使うことにした。
百均で真円形または正方形のシリコンシートを探すことも考えたが、シリコンシートは細く丸めたり折り畳んだりできず、今の長円形のものでもあまり携帯性がよくないので却下。
市販のバーナーシート購入も考えたが、レビューを見るとI社製U社製ともに“OD缶のシングルバーナー以外の使用時にアルミ蒸着部分が熔けた”との話が散見され、アルストでの使用には不向きであると判断し却下。
どうしたものかと、いたずらにググったりAmazonサーフィンしたりしていたところ、カーボンフェルトなるものの存在を知った。元々は溶接の火花受けや断熱材として使用されている工業製品だが、その性質から、アウトドア系の人々の間では焚き火台シートや自作アルコールストーブの芯材として注目されているらしい。Amazonで手頃なサイズのものがあったので購入してみた。
一見ふかふかして手芸用フェルトと変わらない。恐る恐る端っこをライターで炙ってみた。
繊維が赤くなり煙もでるけど、炎を上げて燃えるようなことはない。防炎性もある。煙から“炭の燃えるにおい”がする。燃えかすは出ない。
比較のために、手芸用フェルトも炙ってみた。
カーボンフェルト同様に炎は上がらないが、“たんぱく質の焦げる臭い”がする。焦げかすもでる。
アルコールストーブを載せて使ってみた。
地面も熱くなっておらず、跡は着くけど、手でこすれば消える。
とりあえず、アルスト自体をひっくり返してしまうようなことがなければこれで大丈夫だと思うのだが、この点に関してはもう少し対策が必要かもしれない。