EPIガスQUO STOVEとエバニューアルスト比較
実際にQUO STOVEを山で使ってみた印象を、いつものアルストの時とざっくり比較します。
これは先日アルスト持参で山へ行った時の画像です。枯草などのない平らな場所で、風もおだやかだったので、十字ゴトクと風防だけで全く問題なく使えました。
しかし、実際行ってみるまでは風などの条件はわからないので、DXスタンドもひっくるめて持参することが多いです。
5月のエントリーのときより幾分整理されて461g。前回計量時との比較のためにドリップコーヒー1パック(11g)を足すと472g。約80g軽量化しました。変更点は、
- 燃料入れを液体歯磨きの瓶(容量90ml)から、ナルゲンボトル60mlにしたこと。*1
- それに伴い、滴瓶キャップの使用を止めたこと。*2
- 下敷きをシリコンシートからカーボンフェルトに変更したこと。*3
- DXスタンドとチタントレールカップ280を保護布なしで、チタンマグポット500に逆さまに入れるようにしたこと。*4
こちらは、QUO STOVEを持参したときの画像。周囲が笹藪で地面にも枯れた笹がいっぱいでしたが、地面から火が遠いので延焼の心配もなく安心して使えました。カーボンフェルトの下敷きも必要なかったかもしれません。卓上で使用した時に気になった重心の高さも、足元で使うと存外気になりませんでした。ただ、よくアルストの欠点として挙げられる「炎が見えづらい」という点に関しては、QUOでも大差ないと感じました。
あと、アルストの静かさに慣れているので、中火以上にするのが怖い。音も怖いが、QUOの炎は一点集中型なので、強火にし過ぎるとコッヘルに穴が開きそうな気がして怖い。っていうか、一般的にガスストーブって、ガス量調節つまみをいっぱいまで開けて使っていいものなんでしょうか。
これが、今回QUOで組んでみたお茶セット。現地で気が付きましたが、着火装置付いてるのでスライドガストーチも要りませんでしたね。*5
チタンマグポット500にEPIガス110カートリッジはぴったり収まります。しかし、残念ながら空いた空間にQUOは収まりません。チタントレールカップ280を組むと、マグポットのふたも閉まりません。
スライドガストーチを抜いて、軍手とティッシュを入れて513g(ガスは数回使用済みなのであくまで参考値)。ドリップコーヒーも入れると524g。アルスト装備と比べると約50g重くなります。しかしそれでも軽量化前のアルスト装備よりは軽いので、一概に「アルストはガスストーブより軽い」とは言えないでしょう。*6
QUOで組んだお茶セットは、シンデレラフィットでないので見た目のスマートさに欠けますが、アルストで組んだ装備より極端に重かったり嵩張ったりするわけではないので、行く場所の状況に応じて使い分けるのがよさそうです。