やままごと

山道具と山歩きに関する、ままごとみたいな試行錯誤メモ

スベアであそぶ

 「火器周りで次に買うならトランギアのストームクッカーだけど、自分、外で料理しないしな…」と、ずっと思っていた心の隙に、グッと入り込んできたオプティマスSVEA123R。「カッコいいけど、自分には絶対要らない道具だよな…」と思いつつ、某オクでたまたま見かけて「これで落札できなかったら諦めがつく」と一度だけ入札したらまんまと落札成功してしまった。

 手に入れちゃったら、もうそれはそれで愛でるしかないよな、と、いそいそとホワイトガソリンとビーカーとジョウゴとサイレンサー*1買いこんで、連日無駄に湯を沸かしたり、コーヒーを淹れたり。 最初はおっかなびっくりだったプレヒートから着火の流れもなんとなく加減がわかってきた。

 アルストもそうですが、着火から本燃焼までの炎の様子を見守るのが楽しい。そして、アルストと違って火のコントロールが効くのも楽しい。たぶんこの感覚は焚き火に近い(アルストはアルストで、火のコントロールが効かない中すべてを燃料量とゴトクで調整して、それが使用目的にぴったりはまった時の達成感が楽しいのですが)。体力のない自分が山へ持っていくには重すぎる道具*2なのですが、晩秋の頃にこれ持って野に出て山コーヒーや山ラーメンしたいという気持ちになりつつあります。

 

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初火入れ。

 

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早速サイレンサー装着。初火入れで既にチューリップ(?)が熱で歪んで、サイレンサーがきれいに収まらず苦労しました。ちなみに一度収めたら取るのも一苦労…というか取れない。

 

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無骨on無骨。炎が集中しているせいか、通常のガスコンロより早く沸く。

 

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このママゴト感がたまらない。

 

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付属のアルミ鍋にエバニューチタンマグポット500のフタがぴったりでした。

 

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エバニューのコッヘルもちょうどよいサイズ感。

 

 先日まで、Amazonで新品3万円越えしてましたが、普通の値段で入荷し始めましたね。

 サイレンサーも結構いい値段しますが、静かになるだけでなく炎が安定しやすくなる(気がする)ので、あの音にこだわりがなければ使う価値はあると思う。

 

*1:あの音が醍醐味というのもわかるのですが、自分、普通のシングルガスストーブの音でもうるさいと感じてしまうぐらいなので

*2:本体だけで550g。燃料・コッヘル・ゴトク等含めたアルスト装備一式もしくは小型ガスストーブ一式より重い