やままごと

山道具と山歩きに関する、ままごとみたいな試行錯誤メモ

ツールナイフを買い換えた

 もう二昔くらい前、近所の量販店であまり深く考えずにビクトリノックスを買った。スタンダード ・スパルタンの昔のモデル。

 

  買ったばかりのころは旅行・キャンプ用として重宝したが、最近では缶切り・栓抜き・コルク抜きは出先でも使う機会がほとんどなくなったし、穴開けに至っては購入当初から一度も使用したことがない。ナイフ部分もこの御時世に持ち歩くにはちょっと大仰であるし、ナイフの刃や各ツールの出し入れが固く爪の弱い自分には使いづらい…などいろいろ気になる点が多くなってきたので、もっと自分なりにツールを厳選した、出来るだけ軽いものに買い換えたいと思っていた。

で、考えた条件が

  • 絶対外せない機能:プライヤー・ハサミ・ナイフ
  • あれば欲しい機能:のこぎり・マイナスドライバー
  • 前に持っていたビクトリノックスが実測60g弱なので、それより重くないこと。

 プライヤーメインで考えるとビクトリノックスよりはレザーマンかな、と思って調べてみたのだけど、キャンパーに人気のジュースは軒並み120g超えてるし、店頭で見てカッコイイと思ったフリースタイルも同様かそれ以上に重たいし、そもそも私が欲しい3つのツールが全部付いてるモデルは意外と多くない。

 買い換えをあきらめかけた時に見つけたのがこのモデル。スクォートPS4

 

  のこぎり以外の私の欲しいツール(+ヤスリ)がみんな付いて、56.4g。これは買いでしょうと、早速購入。

 

 届いた実物は思ったより小さく、そのため印象としては重く感じる(実際には以前使っていたものよりほんの少し軽い)。ビクトリノックスはハンドル始め全体がが丸く手になじむように作られているのに対し、レザーマンのハンドルは金属製で角が立っている。

 他のツール類も、ビクトリノックスのものは表面が滑らかに仕上げられているが、レザーマンの方は金属削り出しっぽい、いかにも「工具」といった風情である。

 スクォートのナイフはビクトリノックスのスモールブレイドとだいたい同じ大きさだが、刃の形が逆である(画像はどちらも右側に刃が付いている)。柄が小さすぎて握り辛いかと思ったが、太さがあるので意外としっかり握ることが出来る。

 

  なにより全体がこの小ささなのがありがたい。ソーイングセットや爪切りなどと一緒に、小さなキャンディの空き缶に収まってしまった。自分史上最小のお道具箱で銃刀法対策的にも(おそらく)ばっちりである。